チャンバー内を減圧し、酸素を減らすことで、金属の酸化を軽減することができます。
エアーとアルゴンガスを接続することにより、簡単なパネル操作でエアーとアルゴンガスを切り替え、鋳造することが可能です。
また、減圧中にアルゴンパージキーを1回押す度に0.1秒間アルゴンガスでパージを行いまチャンバー内の圧力を表示します。
※アルゴンガスボンベ、レギュレータ圧力計は別売になります。
チャンバー内の真空状態を向上させるためにスーパーポンプFD(真空ポンプ)との接続が可能となります。
※スーパーポンプFD、真空ポンプ接続ユニットは別売になります。
※真空ポンプ到達圧1.20kPa(スーパーポンプFD)以上の真空ポンプは接続しないでください。
高周波誘導加熱方式を採用し、短時間で金属を溶かすことが可能です。また、加熱コイルを2重巻に巻いているためルツボ内の金属を均一に融解することが可能です。
Ni-Cr合金、Co-Cr合金のような高融点金属対応のHモード、銀合金、Pd合金のオーバーヒートをできるだけおさえられるLモードのどちらかを選択できます。
※LモードはHモードの約1/2の出力です。
リングセット部はスライド式を採用していますので、様々なリングがセット可能です。また、リングスペーサー(10mm)を使用することにより小さいリングにも対応できます。
※リングレス鋳造にも対応可能です。
金属目視窓より、ベストな鋳造タイミングを確認し、手動によるチャンバー回転ができます。
※チタン、チタン合金除く。
※銀合金などの低融点合金の融解には、オーバーヒートに十分ご注意ください。
効率よく加熱コイルを冷却するために水冷式を採用したことで、連続鋳造が可能となり、加熱コイルの寿命及び器械の耐久性が向上しました。
冷却方法には、専用冷却水循環ユニット(別売)内のクーラントおよび精製水を使った循環水冷式と専用冷却水直結ユニット(別売)を使用した水道直結式があります。