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特長

Features

「削る」から
「管理」へ

口腔の2大疾患である”歯周病”と”う蝕”、検査の目的を比較すると歯周病はプロービングなどで進行度を数値で管理することを目的としているのに対し、う蝕検査は経過を観察する手段がなく、目的が大きく異なります。歯周病と同じくう蝕の状態を経時的に数値で管理できる「ダイアグノデント ペン」は、”見つけてすぐに削る治療”から”進行状況に合わせて適切な管理をする治療”へと歯科医院での治療内容を変化させます。

〈診査・診断の流れ〉

診査・診断の流れの図
※1:歯牙に光を透過させ、光の透過度合により、う蝕や破折を診査します。
※2:歯垢、歯石をしっかりと除去します。

『MI』とは…

ミニマルインターベンション
(Minimal Intervention)の頭文字です。2002年のFDI宣言で世界中に配信されたカリエス治療の新しい概念です。

内容を要約すると…

●う蝕は感染症である

●患者教育の徹底

●う窩を形成していないカリエスは経過観察を行い、再石灰化に導く

●う窩を形成したカリエスは、最小限の侵襲で治療を行う

●欠陥のある補綴物は予防的観点で積極的に補修を行う

従来の診査方法だけでは経時的な状態を把握できないため、治療のタイミングが判断できないだけでなく、患者さんに状況が説明できないため理解と協力が得られずMI治療を実践できません。

各部位の説明

A:
リングカフ
測定時のPEAK値を”00”に戻します。
B:
電源ON/OFFボタン
電源ON/OFF以外に測定時のPEAK値を”00”に戻すことも可能です。
C:
スタート/設定ボタン
D:
マイナスボタン
E:
プラスボタン
F:
メニューボタン
・1回:キャリブレーション
・2回:プローブメモリ
・3回:音量設定
・4回:赤外線通信設定
・5回:基準値設定
G:
液晶ディスプレイ
歯肉縁上のカリエスを数値で管理

歯肉縁上のカリエスを数値で管理

プローブから出たレーザー光は、測定しにくい隣接面や小窩裂溝部のカリエスの歯面から約2mmの深度まで到達し、カリエスに含まれる代謝産物(ポルフィリン)である蛍光反射を読み取り、数値化します。定期的に使用することでカリエスの進行状態を把握し管理することが可能です。

2種類のプローブ

  • 小窩裂溝に直進するレーザー光

    小窩裂溝に
    直進するレーザー光

  • 隣接面にプリズムによりレーザー光を100°偏光

    隣接面にプリズムにより
    レーザー光を100°偏光

34 ピーク時58

臨床に応用できる数値

同一のカリエス部位でのプローブを当てる角度により数値が異なります。正しく測定するためには様々な角度から測定することが重要です。最も高い値をピーク値としてディスプレイに保持されます。

レーザー光を当てる角度によって数値が異なります

34 ピーク時58

やさしいレーザー光での測定

これまで数値でカリエスの進行状況などを診査・診断するシステムは確立されていませんでした。「ダイアグノデント ペン」は歯にそっと沿わせ、歯面に655nmの低出力のレーザー光を照射するだけなので、痛みもなく、小さなお子様や妊婦の方にも安心してご使用いただけます。また測定された数値でカリエスの進行状況をわかりやすく説明できます。

診断〜治療 一般的な診査・診断 積極的な予防
健全歯質 0~15 0~15
経過観察とする値 16~40 16~60
『MI』を心がけて最小限の侵襲的治療を行う値 41~ 61~

測定値の目安

日本で「ダイアグノデント ペン」をご使用いただいている臨床医の先生方からの意見を総合的にまとめた数値です。裂溝用・隣接面用プローブ共通の数値です。

※表はあくまで診断の目安としてご活用ください。

2018年4月より保険点数の算定が可能に ・エナメル質初期う蝕加算 260点 ・フッ化物歯面塗布処置 130点(エナメル質初期う蝕に罹患している患者の場合)

2回目以降の算定にあたっては、腔内カラー写真撮影に代えて光学式う蝕検出装置を用いてエナメル質初期う蝕の部位の測定を行ったうえで算定して刺し支えない。