LPSモノマーを配合することで、フロアブルレジンでありながら重合収縮率3%以下を実現しています。
低重合収縮レジンにより収縮応力が軽減され、窩洞適合性がより高くなります。
歯科で一般的に多用されるモノマーと比較して、極めて小さい重合収縮率の「LPSモノマー」を採用することで、低重合収縮を実現しました。
※LPS = Low Polymerization Shrinkage
[サンメディカル(株)試験による]
深い窩洞に対しても、4mmまで一括充填できる高い硬化性により「バルク裏層」が可能になります。
さらに、「バルクベース ハード」は硬化性能が向上し、照射時間が10秒に短縮されました。
「バルク裏層」にふさわしくコストパフォーマンスに優れた大容量シリンジを採用しました。
サンメディカル(株)フロアブルレジンと比較し、
約1.7倍の大容量シリンジ
●1級窩洞
●窩底部の凹凸が大きい窩洞
●裏層表面を平坦化させたい場合
など
●2級窩洞
●経過観察を必要とする症例
●小児歯科、訪問診療
など
※ペースト抽出後、垂直にたて60秒後に撮影
※1:LED照射器20秒照射 ※2:LED照射器10秒照射
※3:対アルミニウム
(サンメディカル(株)試験による)
「バルクベースライナー」は「バルクベース」および「バルクベースハード」専用の接着材です。
リキッド中の光重合開始剤に加えて、ライナースポンジの中にも親水性重合開始剤を吸着させているため、空気と水分が存在する歯質界面からも重合・硬化し、良質な樹脂含浸層を形成します。
エナメル質、健全象牙質はもちろん、う蝕影響象牙質に対しても高い接着性を示します。
窩洞の半分(左側)を「バルクベースライナー」で処理し、窩洞全体に「バルクベース ハード」を充填。その後、染色液※に浸漬し、割断面を観察した。
結果、「バルクベースライナー」処理側は染色液※の侵入が認められなかった。
「バルクベースライナー」を介し、歯質と「バルクベースハード」が強固に接着することで、辺縁漏洩を防ぎ、二次う蝕から歯質を保護します。
※:5%メチレンブルー水溶液