患者さん、術者、補助者のおのおのがリラックスした状態で、高度な指のコントロールを維持するための最適条件がセットできます。
床面から術者の座面までの高さ
患者口腔の上顎咬合平面の前後の傾き角度
患者の上顎中切歯切端の高さ
スキル・アキシスに対する術者の前後の距離
スキル・アキシスとフットコントローラー上のつま先のレスト点との距離
術者がスキル・アキシスの周囲を回転する角度(10:00 - 2:00)
正確な指先のコントロールを行うには、バランスのとれた、自由度の高い、安定した姿勢が重要な要素です。術者の膝上や足先に充分なスペースがあり、自由な動きを妨げるコードや突起物は一切ありません。
術者用スキルシートはスキルアキシスを中心に回転しますので、術者と患者の位置は常に一定に保たれます。高さと前後位置調整の操作は足で簡単に行えます。
診療台は術者の最適な高さにセットできます。
頭部のズレがほとんどなく、頭部をどの向きでも中央に安定させ、左右の耳を圧迫しない形状になっています。また、清潔さを考慮したキャノビーシートは、ヘッドレストとシートとの間隙が少なく、長い髪の毛の垂れ下がりなどを防止します。
フットコントローラーは術者が自然に足元を動かせる踏み込み式を採用しています。
ハンドピースを、肘を動かさず前腕を自然に右下に動かした所に配置しています。ピックアップとリターンが、自然で一定した動きのなかで行え、握り替える必要もありません。
ハンドピースのチューブを、患者さんの肩口から出し、U字型カーブを描く形状にすることで、チューブ自体の重さを軽減し、指先へのストレスを少なくします。
エアータービンハンドピースの太さ・長さ・角度は、指先に負担がかからない人間工学的な設計で、精密なコントロールを可能にします。
エアータービンとマイクロモーターの操作の切替えは、光センサーにより自動的に行われます。
Feel21は患者さんを中心とし、術者や補助者の自然な姿勢と動きに合わせ、診療に必要な器材を適切に配置した、より理想的な診療空間を実現しました。
患者さんに圧迫感を感じさせる器械類をなくし、また恐怖感を与える器材類も視野に入らないよう設計されています。
Feel21のシートは、体圧分布にフィットしたクッションになっています。患者さんはリラックスでき、長時間の診療にも疲れることはありません。