クリアフィル ファイバーポスト 使用ステップ

直接法による支台築造

クリアフィル® ファイバーポスト」の添付文書に記載の使用方法「直接法における支台築造」を示します。
1.築造窩洞の形成 2-1.ポストの試適 2-2
●通法にしたがい、根管形成・根管充填X線写真等でポスト径を確認し、ピーソーリーマーにてポスト孔の形成。
※ポスト孔の長さは、臨床歯冠と同じか歯根の長さの2/3を目安とし、径の小さいピーソーリーマーから順に使用して、ポスト植立に必要な太さまで拡大。
●フェルール(歯冠部残存歯質)の高さ1〜2mm以上、厚さは1mm以上を目安に形成。
●根管形成後、水洗、ペーパーポイント等を用いて、根管内を確実に乾燥。
●ポスト孔の形成において最後に使用したピーソーリーマーと同ナンバーの本品を選択し、試適。 ●試適した本品を取り外し、必要に応じて、ダイヤモンドディスク等で本品を切断して長さを調節。
●エタノールを染み込ませたガーゼやワッテ等で本品の汚れを拭き取り、エアーブローを行って確実に乾燥。
3.ポストの表面処 4.ポストの植立 5.支台築造
●リン酸エッチング材を添付文書にしたがい塗布し、5秒後・水洗・乾燥。その後、セラミックス処理材を添付文書にしたがい被着面に塗布・弱〜中圧のマイルドなエアーブローで均一な層にするとともに十分に乾燥。
※グラスファイバーポストへの表面処理が不要な歯科接着用レジンセメント(例えば「クリアフィル® SA ルーティング」等)の場合は、上記の処理は必要ありません。
※損傷しますので、本品にはサンドブラスト処理は行わないで下さい。
●使用する歯科用セメント、又は支台築造用コンポジットレジンの添付文書にしたがい、歯面処理を行った後で、本品を植立
※歯面処理が不要な歯科接着用レジンセメント(例えば「クリアフィル® SA ルーティング」等)の場合は、歯面処理は必要ありません。
●使用する支台築造用コンポジットレジンの添付文書にしたがって、支台築造を行います。
5.支台築造
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使用ステップの概要(2) 間接法による支台築造

クリアフィル® ファイバーポスト」の添付文書に記載の使用方法「間接法における支台築造」を示します。
1.築造窩洞の形成 2-1.模型製作及びポストサイズの決定 2-2
●通法にしたがい、根管形成・根管充填。
※ポスト孔の長さは、臨床歯冠と同じか歯根の長さの2/3を目安とし、ピーソーリーマー等を使用して、ポスト植立に必要な太さまで拡大。
●フェルール(歯冠部残存歯質)の高さ1〜2mm以上、厚さは1mm以上を目安に形成します。
●通法にしたがい、歯科用印象材で印象採得します。
●採得した印象に歯科用模型材を用いて模型を製作。窩洞内にアンダーカットがある場合は、ワックス等であらかじめブロックアウト。
●模型上の築造窩洞にて、適切な太さの本品を選択して試適を行い、ポスト形成した先端まで到達していることを確認。
●試適した本品を取り外し、必要に応じて、ダイヤモンドディスク等で本品を切断して長さを調節。
●エタノールを染み込ませたガーゼやワッテ等で本品の汚れを拭き取り、エアーブローを行って確実に乾燥。
3.ポストの表面処理 4.レジンコアの製作 4-2
●リン酸エッチング材を添付文書にしたがい塗布・5秒後水洗・乾燥。セラミックス処理材を添付文書にしたがい被着面に塗布後、弱〜中圧のマイルドなエアーブローで均一な層にするとともに十分に乾燥。
※損傷しますので、本品にはサンドブラスト処理は行わないでください。
●模型に支台築造用コンポジットレジンの付着を防止する分離材(ワセリン等)を塗布
●支台築造用コンポジットレジンを模型根管内に填入します。その後、本品を植立して、支台築造用コンポジットレジンを重合硬化させて固定。
●支台築造用コンポジットレジンを添付文書にしたがい築盛し、重合硬化させてレジンコアを作成。
4-3
●製作したレジンコアを模型から取り外し、使用する歯科用セメントの添付文書にしたがって、築造窩洞に装着。
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使用ステップの概要(3) 間接法レジンコアの接着 「クリアフィル® エステティック セメント キット」を用いる場合のステップ概要

※本術式は「クリアフィル® エステティック セメント キット」の添付文書に記載の使用用途「金属コア、レジンコア、金属ポスト、グラスファイバーポストの接着」を示します。

1.レジンコアの表面処理

辺縁部のチッピングに注意しながら、30〜50μmのアルミナ粒子を用いて0.1〜0.2MPa(1〜2kg/cm2)の空気圧でサンドブラスト処理超音波洗浄(約2分間)※グラスファイバーポストが表層に露出した場合、グラスファイバーポスト部分に対しては損傷を避けるためサンドブラスト処理は行いません。

1-2

被着面に「KエッチャントGEL」を塗布し、5秒後、水洗・乾燥します。「クリアフィル® セラミック プライマー」を混和皿に採取し、被着面に塗布します。塗布後、弱〜中圧のマイルドなエアーブローで均一な層にするとともに十分に乾燥。

2.築造窩洞の前処理

通法に従って、被着面の清掃を行います。


※より歯質への高い接着強さを求める場合には
●根管内へのリン酸処理(K エッチャント GEL)を塗布、10〜30秒間放置、水洗・乾燥)
●根管内への「ADゲル」処理(「ADゲル」を添付文書にしたがい、スポンジなどで塗布、60秒間放置、十分に水洗・乾燥)


「EDプライマーU」のA液とB液を等量混和。
※混和後は5分以内に使用してください。
根管内に混和した「EDプライマーU」を塗布。30秒間放置、エアーブローにて乾燥。
※ペーパーポイントなどで液だまりがないように、余剰プライマーをバキュームで吸引しながら、エアーブローにて確実に乾燥させてください。

3.ペーストの準備

ミキシングチップの装着
※「クリアフィル® エステティック セメント キット」の添付文書に記載の「シリンジ及び付属品の準備」を参照してください。

4.レジンコアの接着

※レンツロによる根管内へのペースト注入は行わないで下さい。


シリンジからペーストを押出し、被着面全体に塗布。
ペーストを塗布したレジンコアを手早く根管に挿入します。この際、根管内に気泡が入らないようにコアを軽く揺すりながら挿入します。

5.セメントの硬化

光照射でマージン部分を硬化
※1回の光照射で光硬化させる部位全てが照射径に入らない場合は、光照射を繰り返して全ての部位に対して光照射してください。

一ヶ所につき20秒間光照射

歯科重合用光照射器については「クリアフィル® エステティックセメント キット」の添付文書を参照してください。

6.硬化後・仕上げ

硬化時間 3分