孔径20µmの超微細な穿通孔を50µm間隔に配置することで栄養透過性を確保しつつ、周囲からの軟組織侵入を防ぎ、さらに骨由来の細胞が再生の足場として利用することができます。
穿通孔はハニカム区画内に配置しているので膜の強度が高く変型や破断しにくい構造となっています。
非常に薄膜のため賦形性が良く、組織再生のためのスペースを阻害しません。
フレームあり、なしの2種類があり、フレームありは中央にフレームを配置することでより強度と賦形性を高めています(サイズSはフレームありのみ)。
※「フレームあり」はフレームが内側(欠損部)にくるように設置します。
大阪府堺市:小田 師巳 先生ご提供
切開と粘膜骨膜弁の剥離
滅菌包装紙を利用し、Tiハニカムメンブレンをトリミングします。
Tiハニカムメンブレンをスクリューピンで固定します。
適切な減張切開後に縫合します。
待時期間後、Tiハニカムメンブレンを除去します。
福島県復興事業「革新的医療機器開発実証事業費補助金」制度開発品
Tiハニカムメンブレンは、レーザー加工された超微細な穿通孔が軟組織の侵入を防止しつつ、血清タンパクやミネラルといった骨再生に必要な成分を通すため、効率の良い骨再生が可能となります。
また、メンブレン小孔内に硬・軟組織が絡まないため、メンブレンの除去が容易に行えます。
大部分の細胞は穿通孔を足場とし付着増殖している。
穿通孔から細胞の通過は可能である。
Tiハニカムメンブレンの内側では、大部分で未熟な線維芽細胞が穿通孔を足場に増殖しているが、外側からの組織侵入は認めなかった。
Bio industry 11 59-69,2016より引用
※ハサミは滅菌済みをご使用ください。
メンブレン全体の強度低下を防ぐため、フレーム付きのメンブレンは一部カットできない部分があります。
フレームが付いている側を骨側(内側)にセットしてください。
フレームなしは表裏ございません。
サイズ:S1(20mm×10mm)
サイズ:M1(25mm×22mm)
サイズ:L1(42mm×27mm)