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「あすなろメソッド
アドバンスコース」
開催レポート2018年度

2019年1月より4ヵ月間(4回コース 計6日間)にわたり、モリタ東京本社、あすなろ小児歯科医院(富山県)他にて、歯科医師・歯科衛生士(2名1組)の方々を対象とした「あすなろメソッド アドバンスコース」が開催されました。
2011年よりスタートした「あすなろ王国物語セミナー」は、北海道から福岡まで全国各地にて開催、8年目を迎えた2019年、「アドバンスコース」としてはじめて開催いたしました。
初めての開催となった今回は、「あすなろメソッド」をベースに、カスタムメイドの予防歯科システムを築き上げ、運営していきたいとお考えの11の歯科医院様にご参加いただきました。
コース内では「あすなろ予防システム」やスタッフ教育に関する講義、CR・シーラント充填実習の他、ロールプレイングやディスカッションを通じて様々な意見が交わされました。

あすなろ小児歯科医院 佐野正之院長によるレクチャーの様子。

<第1回目の感想>

  1. 返答していただきにくい質問にも、快く回答していただき感謝しています。月に1度のペースでケアに来てもらうための方法や、スタッフへの還元方法など、いろいろ教えていただきました。あとはいかに実行に移していくかと羞恥心をなくしていくことが大事なので、それを乗り越えたいです。
  2. 今まで自分の思っていた予防の概念とは全く違っていたので、新しい知識として医院で取り込んでいきたいです。
  3. シーラントの活用など、保険での可能性を感じることができました。

<第2回目の感想>

  1. 保険点数、スタッフ教育の方法、モヤモヤしていたことが少しずつクリアになってきました。
  2. 具体的な診療の流れ、保険点数も分かり、より取り組みやすくなりました。
  3. 地域へのアナウンスや口コミを最大限に利用することなど、納得することが多かったです。プラスαの価値を自院でも見つけていきたいと思いました。
  4. 今日の話をもとに自院でのシステム、方向性を再度考えていきたいと思います。

あすなろ小児歯科医院の
歯科医師、歯科衛生士を
交えてのロールプレイング。

<第3回目の感想>

  1. ロールプレイングは実際にやってみると難しかったです。医院に持ち帰ってスタッフともやってみたいと思います。
  2. ロールプレイングの症例が実際に役立ちそうでした。実習も細かく教えていただき、とてもためになりました。
  3. 実際に実習をやってみて、慣れておらず難しいと感じましたが、もっと練習をして慣れていきたいです。講義も楽しいが、実習をしてみるともっと楽しいなと思いました。

小児歯科用顎模型を
使った形成実習の様子。

<第4回目の感想>

  1. 診療を見学させていただくことで、流れや動き、スピード感など体感することができ、とても勉強になりました。
  2. 小児歯科に対するイメージが変わりました。とにかく時間がかかるイメージ、泣いているイメージが180度変わりました。少しでも「あすなろメソッド」を取り込めるようにしたいです。
  3. チェックアップがとても素早く、無駄がないので驚きました。15分もたたないうちに終わっていて、ぜひ見習いたいと思いました。
  4. モチベーションを保つ佐野先生の声かけや各歯科衛生士さんからのシーラントのやり方など、自医院でも取り込んでいきたいです。
  5. 毎日の診療に役立つ、開業医の立場に立った素晴らしいコースでした。

あすなろ小児歯科医院内で
行われたレクチャーの様子。

講師:あすなろ小児歯科医院
佐野 正之院長からのメッセージ

<はじめに>

「歯科界の未来は予防にあり」と言われ、様々なセミナーが開催されています。
ところで、先生方の診療室は予防歯科がメインとなっていますか?大概の先生方は、「歯を削らないと儲からない、削ってナンボの世界」と思ってらっしゃいます。しかし、社会は予防を望んでいます。医療保険制度の軸足も、口腔管理(すなわち予防)および口腔機能の回復や維持管理に移行してきています。「予防は歯科衛生士に任せておけばよい」という時代は終焉を迎えつつあるのです。 先生自らが先頭に立ってアクションを起こすことが、今後の医院経営の生死を握るカギとなっていると言えます。

<「あすなろメソッド アドバンスコース」に関して>

日常臨床で実際的に使用できる予防システム(あすなろメソッド)の実践方法をレクチャーするアドバンスコースを、計6日間の日程で行いました。
全国から受講された11の歯科医院の先生と歯科衛生士さん、それぞれ1名ずつ計22名を対象として『予防とはなんぞや?』、『日常臨床に予防を取り入れる為のハウツー』、『診療の組み立て方』、『予防歯科におけるスタッフの役割』についてレクチャーいたしました。そのなかで、もっとも時間を要し、理解していただくことが困難だったテーマは、「予防の本質」についてでした。予防とは、リスク検査を行い予防計画を立て実践していく、という道筋ですが、その背景にあるのは「早期発見・早期治療」という考え方です。
過去の歯科医師としての経験を捨て、新たな発想、哲学を身につけることはたやすいことではありませんでした。
参加者がレクチャーを受けるだけでなく、全員がディスカッションを行い、時には懇親会で熱く意見をたたかわせました。
今回、アドバンスコースは初めての開催となりましたが、本当に熱いセミナーでした。富山での最終回セミナー終了後の懇親会では、何か大きな仕事を成し終えた充実感を参加者の皆さん全員が感じていたように思えました。

<これから「あすなろセミナー」を受講される先生方へ>

私の35年余りの臨床経験から「予防」にまさる「治療」はあり得ないし、また「予防」は社会をも大きく変える力を持っていることを確信しています。“自分の一生を「予防」にかけてみたい!”“20年後、30年後を素晴らしい社会にするために、今の子どもたちの口腔を最高にしたい”、と願っておられる先生、このセミナーでお会いできるのを楽しみにしております。

スペースラインHPOダッシュゼロを用いたハンズオンレクチャー。

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