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Interview

日常臨床を変革する 可能性を秘めた 装置だと感じています

岡山市南区 医療法人きむら歯科医院 院長 木村 正人

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日常臨床を変革する可能性を秘めた装置だと感じています 岡山市南区 医療法人きむら歯科医院 院長 木村 正人

曽祖父の時代から100年以上続く歯科医院の家に生まれ、私も物心ついた頃から歯科医師を将来の職業に選んでいました。当院の理念は「患者さま第一主義の医療を提供する」「医療を通して地域社会に貢献する」の2つです。この2つを毎日の朝礼でスタッフ全員で唱和してから診療をスタートします。さらに常に患者さんに正直に向き合うこと。これらは現在理事長を務める父の代以前から長らく大事にしてきた心構えであり、それを守ってきたことが、4代にわたって歯科医院を続けて来られた理由の一つだと思います。
近年、当院では審美治療に注力しています。見た目が大きく変わることで何より患者さんが喜んでくださることに、私自身楽しみとやりがいを感じています。また、ケースによっては治療に立ち会った歯科技工士、歯科衛生士、アシスタントを含めたチーム全員で感動を共有できるところも審美治療の魅力の一つであり、その審美治療に欠かせないツールがEr:YAGレーザーです。「私がもし患者さんの立場だったら、できるだけ痛みの少ない治療を受けたい」という思いからEr:YAGレーザーを導入したわけですが、今ではその願いを十分に満たし日常臨床におけるゲームチェンジャーの役割を果たしていると考えています。熱変性が少なく無麻酔でできる範囲が広い、さらに術後疼痛を軽減できるという点にメリットを感じ、現在は軟組織のマネージメントをはじめ、メラニン色素除去や小帯切除、歯肉形成に使用するケースが多いです。もちろん歯周外科や歯周再生療法にも重宝していて、歯石や感染性肉芽組織を除去するのに有効なツールだと感じます。また、小児歯科を担当する妻は萌出性歯肉炎のケースで歯肉弁を切除する際に使用することもあります。
現在当院では「アーウィン アドベール EVO」を使用していますが、先日、昨年発売された「アドベールSH」(以下:SH)を試してみる機会に恵まれました。私は、特にEr-LBRT(Er:YAG Laser-assisted Bone Regenerative Therapy)や、感染性肉芽組織を除去するケースにおいて、“速さこそ正義”だと考えています。「SH」を上手に活用することで得られる時短効果によって、私たち術者はもちろん、患者さんのストレスも軽減されるなど、双方にとって大きな恩恵を享受できるという印象を持ちました。私は現在、審美治療と接着修復治療を主なフィールドワークにしていますが、その分野に「SH」を組み合わせることで、どんな効果を生み出すことができるか。それを楽しみに、これからも知識や技術のアップデートを図っておきたいと考えています。

歯肉整形
小帯切除・軟組織切除
Er-LBRT
インタビュー動画

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