接着長期予後に影響!
サンドブラスト処理の「適圧」と「タイミング」とは?
接着には欠かせないサンドブラスト処理。
CAD/CAMレジン冠やジルコニアの接着要件とされている「サンドブラスト」ですが、
いつ、誰が、どの位の圧力でやるべきでしょうか?
とにかく表面を粗くすればOK!ではなく、マテリアルごとに「適圧」が存在します。
また、もう一つのポイントとなるのが「タイミング」。
「技工所で処理しているからOK!」と思われている方は接着の3割を諦めてしまっているかもしれません!
はっと思われた方はぜひ最後まで読んでいただきたいです。
サンドブラスト処理の「適圧」が接着予後を左右する理由
噴霧されるのはアルミナという金属のパウダーであり、CAD/CAMレジンであれば過度な圧力をかけると、単に粗造になるのではなく、表面そのものが「破壊」され適合性が低下してしまいます。

過度な圧力のサンドブラストにて穿孔したCAD/CAMレジンブロック
また、ジルコニアの場合は過度な圧力により接着界面に微細なクラックを誘発し、長期的な耐久性を損なう原因にも。

それぞれの適圧はこちら
・CAD/CAMレジン: 0.1~0.2MPa
・ジルコニア: 0.2~0.3MPa
・金属冠: 0.4MPa
例えばジルコニアの場合ですと、圧力の違いで接着強さにここまで差が!

ブラストをすればするほど初期接着力は上がりますが、150日後の接着予後を見ると0.2MPa以上で接着力が低下していることがわかります。
接着力を損なわないためには、適圧で処理を行う必要があります。
接着力を最大化させる「ブラストのタイミング」とは?
技工所から届いたブラスト済みの補綴物。そのまま装着していませんか?
CAD/CAMレジン冠は、サンドブラスト処理から接着の間隔が空くことで、むき出しになった微細なガラスフィラーが大気中の水分と化学吸着してしまいます。
サンドブラスト後、大気中で1週間保管されたケースでは、シラン処理の効果が結合した水の影響で減弱し、接着力が3割ほど低下していることが示されています。

つまり、接着性能を最大化するには、「セット直前のサンドブラスト」が望ましいということになります。
「セット直前」ということは、チェアサイドでスムーズなブラストを行えることがベスト。
チェアサイドブラスター「アドプレップ」で適切な処理を実現!
・各材料ごとの「適圧」でオーバーエッチングやクラックを防ぐ
・セット直前にチェアサイドでスムーズにサンドブラスト処理が行える
それを解決するのがチェアサイドブラスター「アドプレップ」です!
アドプレップは、チェアユニットのエアージョイントより接続することができるため、移動する手間がなくサンドブラスト処理が可能です。

例えばCAD/CAMレジン冠の場合、材料メーカー推奨のブラスト圧:0.1~0.2MPaに対し、ユニットからの供給エアー圧は0.4~0.5MPaであるため、そのまま行ってしまうとクラックが発生する懸念があります。
アドプレップにはなんと、圧力調整機能がついているためブラスター本体で、簡単に綴物の材質に適したブラスト圧に調整が可能となります。
↓メモリ表示に色分けしてあるのでわかりやすい!

CAD/CAM冠、ジルコニア冠、金属冠、インレー等の内面を粗造にするだけでなく、接着阻害因子も除去してくれるので接着強度アップにつながります。
\さらに/
CAD/CAMレジンとジルコニアについて、
症例ごとに手順の流れを使用する材料と共に活用できるチェアサイドマニュアルはこちら↓

