3-2.若年期:口腔機能発達不全改善への活用

ガムによる正しい咀嚼方法の習得

まずは、咀嚼のメカニズムの正確な理解が必要です。

咀嚼

第一相:前歯群で食物を咬断する
1~3ストローク
第二相:小臼歯群で食物を粉砕する
10前後ストローク
第三相:大臼歯群で食物を臼摩する
10前後ストローク

咀嚼は、これら一連の歯群の働きから成り立っています。

◎適切な咀嚼の仕方を習得させるためのガムの噛み方

上手く咀嚼ができないケース  ①前歯でばかり噛むケース
②奥歯でばかり長時間噛むケース

基本は第一相から第三相までバランスよく強化することです。そのためには、ガムを短時間(2~3分)で交換したほうが効果的な場合もあります。