4-2.ガムによる咀嚼訓練時の注意点

ガムを咀嚼訓練用具材として使う場合の欠点

咀嚼は、通常食物のカサの変化(容積の減少)をきっかけとして次のプロセスへ進んでいくものですが、ガムは噛みつぶされた後でもカサの変化が起こらないため、臼磨運動後の燕下がスタートしません。

これにより、ガムによる咀嚼訓練は咀嚼の第三相のみを特異的(終働負荷、等尺性トレーニング)に強化していることになります。

これまで、ガムは味持ちの長いほうが良いとされてきましたが、上記の点に考えると味持ちの良さは、咀嚼訓練においては逆にマイナスに作用することもあります。

ガム咀嚼=食物咀嚼 ではない!