開口、舌癖などの口腔習癖を改善
若年者の口腔習癖は、指しゃぶりから始まりお口ぽかんまで数え上げればきりがありません。ここではガムの活用ができそうな習癖に限定して取り上げてみます。
- ①お口ぽかん(口呼吸、口唇閉鎖不全)
- 口唇の閉鎖不全は口輪筋の筋力不足というよりはむしろ筋感覚の問題であると思います。それには口を閉じてガムを噛むという口唇閉鎖トレーニングが有効です。
- ②舌足らず(発音不良、巧緻性の不足)
- 舌足らずは、舌の巧緻性が不足しているために、上手く発音ができません。舌のトレーニングでは、まず上顎の切歯乳頭部後方のいわゆるスポットへの位置取りトレーニングにガムを利用して行います。
その後の、巧緻性トレーニングではフーセンガムの利用も効果的です。但し、その場合でもシュガーレスガムを使用するように配慮してください。