噛む力の入れ具合を制御するメカニズム

顎にやさしい食物
顎にやさしい食物

顎に負担のかかる食物
顎に負担のかかる食物

噛むときの力の入れ具合は、最初に力を入れるか後に力を入れるかにより、初動負荷的噛み方と終動負荷的噛み方というように区別されます。理解しやすいように食物で例を挙げれば、前者はリンゴ、後者はスルメです。

ここでの問題点は、終動負荷的噛み方は咀嚼筋の筋肉の共収縮を引き起こしやすく、顎に負担をかけやすいことです。

残念なことに、ガムを強く噛むときには終動負荷的な噛み方になるため、顎関節や咀嚼筋に無理がかかり易くなります。これが顎関節症時にはガムの喫食は症状を悪化させ、またチューインガム・ヘデックを引き起こす理由なのです。

ガムは強い力で噛むと顎の負担が大きくなります。