アバットメントスクリューはSPI®インプラントシステムの最も重要なコンポーネントです。
インプラント体とアバットメントは、精密なインターナルヘックスとエクスターナル補強リングを付与したダブルロックコネクションになっています。
この構造により軸外からの応力を、エクスターナル補強リングが受け止めます。
その結果、アバットメントスクリューを小さくすることに成功しました。
アバットメントスクリューが小さくなると、インプラント体とアバットメントの側壁を肉厚にすることが可能になりました。
またスクリュー固定のためのアクセスホールが小さくなり、審美性と強度の高い上部構造の作製が可能になります。
SPI®インプラントシステムのアバットメント辺縁部には1°のテーパーが付与されています。(図1)
インプラント体とアバットメントは辺縁部に最も強い圧力をかけて接触させることになります。(図2)さらにアバットメントスクリューでアバットメントとインプラント体を締め付けることにより、高い封鎖性を実現します。
インプラント周囲炎のリスクを軽減するため、バクテリアの温床となるギャップを5μm以下に抑えるよう設計されています。(図3)
最大誤差1.8°から2.3°の精度で製造されるインプラント体とアバットメントの接合部の緊密性が高い安定性を実現しています。また、アバットメントスクリューのヘッドは、封鎖性の高いコニカル形態なのでスクリューを緩みにくくします。
5周のスレッドとセルフタップにより
骨量が少ない症例にも適用が可能です。