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183号 WINTER 目次を見る

Good Style Office

開業・改装時に考えるべきポイント「クラウドデータ管理」・「業務効率化」・「治療内容の可視化」が成功のカギ

大阪府茨木市  茨木上野兄弟歯科  院長 上野 貴士

目 次

[写真] 茨木上野兄弟歯科の内観

“シームレスなこだわり”が詰まった地域密着型クリニック

上野貴士院長は大阪府枚方市のご出身。8年前に弟の上野裕司先生とともに地元枚方市内に「上野兄弟歯科」を開業。ご自身は副院長として裕司院長とともに診療に当たってきた。「私はもともと矯正歯科やインプラントなどの口腔外科を専門にしていたので、遠方の患者さんも多く、その方々が少しでも来院しやすいように大阪や京都から乗り換えなしで来られる立地で新たに開業したいと考えました」と開業の経緯を話してくださった。枚方での開業経験を活かして細部の見直しを図ったほか、スタッフ業務の省力化・効率化を考慮してWeb予約システムを導入。さらに院内の患者情報や撮影画像などをクラウド管理し、データ漏えいや紛失などの防止対策にも手厚く配慮。「可能な限りミスやトラブルを防止し診療に専念できる、患者さんが安心して通っていただける医院づくりを目指しました」と話す上野院長。カジュアルな内装のイメージからは想像できない強いこだわりが伝わってくる。

Style Concept

枚方の「上野兄弟歯科」と同じ会社に設計を依頼。「設計や内装はおしゃれで高級感があるイメージより、地域密着でお年寄りからお子さんまで気兼ねなく来院できるような雰囲気でお願いしました。治療やケアの予約がなくてもフラっと立ち寄っていただけるようなカジュアルで地元の方に親しまれるクリニックにしたい」と笑顔で話す上野院長。
もともとあったガラス張りの壁面があるエリアには待合室と診療室を配置。日中は陽光が差し込み明るく温かみのある雰囲気を演出する。「患者さんにリラックスした気持ちで治療を受けてもらいたい」というお言葉通りの優しいクリニックに仕上がった。

  • [図] 茨木上野兄弟歯科の設計図
  • [写真] 茨木上野兄弟歯科の外観
    道路を挟んで向かいに古い神社があり、その参道沿いにクリニックがあるため敷地内に灯篭が置かれているという霊験あらたかな立地。
  • [写真] セルフケア製品のディスプレイ棚
    上野院長がどうしても置きたかったというセルフケア製品のディスプレイ棚。受付カウンターと合わせて2つ設置。「いつか趣味のカメラもディスプレイしてみたい」と夢は膨らむ。
  • [写真] 開放感と温かみを感じる待合室
    開放感と温かみを感じる待合室。「住宅街なのでどなたでも入りやすい雰囲気にしたかった」と上野院長。
  • [写真] Veraview X800
    インプラントだけではなく、エンドや歯周病の診断には高解像度のCTが必須とのお考えから「Veraview X800」を導入。
  • [写真] 2面がガラス張りの特別診療室
    2面がガラス張りの特別診療室。ユニットにはシンプルなデザインで扱いやすい「ソアリック」を選択。
  • [写真] リラックスした雰囲気の診療室内
    キャビネットや扉、シンク周りにも木をふんだんに使いリラックスした雰囲気の診療室内。

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