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【モリタが提案するDX】 第1回:「DX」がこれからの歯科を変える ! 「部分最適」から「全体最適」へMorita Digital Solution(MDS)

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■目 次

近年、多くの業界で「DX」(Digital Transformation)が叫ばれています。
その流れは歯科業界にも波及し、歯科医院の経営やさまざまな課題を解決する重要な手段として注目されています。
そこで『デンタルマガジン』では、歯科におけるDXの必要性や導入メリットを検証するとともに、モリタが提案するDX「Morita Digital Solution」 (MDS)について、今後連載形式でご紹介していきます。
第1回目のテーマは「部分最適」から「全体最適」へです。

第1回:「部分最適」から「全体最適」へ
第2回: 会計から問診まで(実践事例)
第3回: 診査診断から治療計画まで(実践事例)
第4回: 治療からセルフケア説明まで(実践事例)

■ 歯科における「DX」とは?

一般的に、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」とは、デジタル技術の活用による新たな商品・サービスの提供、新たなビジネスモデルの開発を通して、社会制度や組織文化なども変革していくような取り組みを指す概念と定義されています(図1)。
では、歯科においてDXを実現するための「デジタル化への3段階」とは具体的に何を指すのでしょう。
歯科におけるDXとは図2に見られるように、

デジタイゼーション
=診療データをデジタル化
デジタライゼーション
=デジタル化された診療データを一元化
DX(デジタルトランスフォーメーション)
=すべてのデータをリンクさせ業務全体をオートメーション化

という流れで理解できるでしょう。

単にシステムをデジタル化しただけでは本当の業務効率化とはいえません。この進化は「部分最適」と呼ばれ、歯科分野において、印象材料からIOS(口腔内スキャナー)に置き換わりつつある現状もその一例です。

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  • [図] デジタル化への3段階
    図1 デジタル化への3段階
    「デジタイゼーション」→「デジタライゼーション」という段階を踏むことによって初めて「DX」が実現可能になる
  • [図] 歯科における「デジタル化への3段階」
    図2 歯科における「デジタル化への3段階」

■ そのデジタル化、実は「部分最適」ではありませんか?

歯科分野では、IOS(口腔内スキャナー)、CAD/CAM、歯科用CBCTなどのデジタル機器の恩恵を受け「特定業務のデジタル 化:デジタイゼーション」は以前から進められてきました。さらに、採取した診療データや患者情報を一元管理するソフトを 活用し「業務プロセスのデジタル化:デジタライゼーション」を推進する歯科医院も増加傾向にあります。 ただ、それらはあくまで「部分最適」であり、「ビジネスモデル全体のデジタル化:DX」とは言えないと考えています(図3)。

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  • [図] 一部分のシステムをデジタル化(部分最適)しただけでは本当の業務効率化(DX)とは言えない
    図3 一部分のシステムをデジタル化(部分最適)しただけでは本当の業務効率化(DX)とは言えない
[図] モリタが提唱する「サーキュラー型診療モデル」
図4 モリタが提唱する「サーキュラー型診療モデル」

■ 予約~治療~次回予約までのプロセスが循環
モリタが提案する「 サーキュラー型診療モデル」

患者さんが初診の予約から、治療を受け、次回予約を取られるまでには様々なプロセスを踏みますが、このプロセスが繰り返し循環していくことが理想であると考えています。
そこでモリタでは、この一連の循環を「サーキュラー型診療モデル」図4)と名付け、これらすべてのステップにおいて、歯科医療に従事する皆さまや患者さんに対してDXの恩恵を受けていただけるビジネスモデルを提唱・設計いたしました。

  • [図] モリタが提唱する「サーキュラー型診療モデル」
    図4 モリタが提唱する「サーキュラー型診療モデル」

■ モリタが進めるDX:キーワードは「全体最適」

モリタが目指すDXは、歯科医院におけるすべてのステップ・プロセスにおける「全体最適化」
限られた方への恩恵ではなく、すべての歯科医療従事者の皆さま・すべての患者さんに対してDXの恩恵を受けていただけるDigital Solutionです。
歯科医療従事者の皆さまには、患者さんを中心としたさまざまな機器やデータへ集中してアクセスできる環境をはじめ、総合的な診断やAIを含めた診療支援システムなどをご提供いたします。
一方、患者さんには、定期的な受診の必要性をご理解いただき、歯科医院訪問へのハードルを下げるとともに、信頼や満足度の向上に貢献します(図5)。

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  • [図] すべての歯科医療従事者の皆さま、すべての患者さんに恩恵を受けていただけるDigital Solution
    図5 すべての歯科医療従事者の皆さま、すべての患者さんに恩恵を受けていただけるDigital Solution

■「 安心」「安全」な環境下で繋げるプラットフォーマーを目指して

「DX」の実現には歯科医療従事者の皆さまが安心して活用できるセキュリティシステムの構築が必須です。
モリタでは、ウィルス感染やデータ漏洩から患者さんのデータを守るオンラインサービス「DOOR Link」を来たるべきDX時代に先駆けて開発・ご提供してきました。
将来的には、セキュアなネットワークインフラを通じ、歯科医療に従事する皆さまをはじめ、関係するすべての皆さまを「安心」「安全」な環境下で繋げるプラットフォーマーを目指したいと考えています(図6)。

DOOR Linkに関する詳細はこちらから

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  • [図] 歯科医療に関係するすべての皆さまを「安心」「安全」な環境下で繋げるプラットフォーマーを目指して
    図6 歯科医療に関係するすべての皆さまを「安心」「安全」な環境下で繋げるプラットフォーマーを目指して

■「 部分最適」から「全体最適」へ
モリタだからできるシームレスなDX
それがMorita Digital Solution(MDS)

「サーキュラー型診療モデル」の実現を目指すために、モリタでは製品サービスの拡充を続けてきました(図7)。
今後も「診療の質・環境の質」の向上を常に意識し、皆さまの歯科医院のDX・スマートクリニック構想に貢献できるよう、さらなるアップデートを目指したいと考えています。

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  • [図] 「サーキュラー型診療モデル」の実現を目指すMorita Digital Solution(MDS)
    図7 「サーキュラー型診療モデル」の実現を目指すMorita Digital Solution(MDS)

次号、デンタルマガジン186号以降において、MDSを導入されている歯 科医院様の実践事例を詳しくご紹介いたします。

「Morita Digital Solution」(MDS)のプロモーション動画を配信中です。
動画はこちらから

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