会員登録

198号 AUTUMN 目次を見る

記事の中でご紹介している製品は制作当時の内容になります。
現在は販売していない製品もございますのでご了承ください。

Field Report

炎症のコントロールから長期的な再発予防までをトータルでサポート

福岡県福津市 医療法人 水上歯科クリニック 理事長 水上 哲也/歯科衛生士 下田 裕子/花岡 弥生

PDFダウンロード

目 次

福岡県福津市
医療法人 水上歯科クリニック

  • [写真] 理事長 水上 哲也
    理事長
    水上 哲也
  • [写真] 歯科衛生士 下田 裕子
    歯科衛生士
    下田 裕子
  • [写真] 歯科衛生士 花岡 弥生
    歯科衛生士
    花岡 弥生

<水上 哲也 理事長>
当院が最も大切にしているのは、20年、30年と通い続けてくださる患者さんに、「水上歯科を受診して本当に良かった」と喜んでいただくことです。そのため、介入すべき箇所は確実に治療を行った上で、その良好な状態を長く維持するために、再発予防に重きを置いています。歯科治療における真の到達点は、単に目の前の治療を完了させることではなく、治療によって獲得した健康な口腔環境を、いかに生涯にわたって維持(メインテナンス)し続けられるか、すなわち再発予防の継続だと考えています。ですから、当院では、メインテナンスに必要なツール選びは、患者さんの生活環境を深く理解する歯科衛生士に一任しています。加齢や環境変化により、セルフケアが困難になる場面でも、「ソニッケアー」のような音波電動歯ブラシを積極的に取り入れ、生涯にわたって口腔内の健康をサポートし続けることが大切です。

<下田 裕子/花岡 弥生 歯科衛生士>
セルフケア指導の出発点は、患者さんの生活背景を深く知ることにあります。そのため、当院では毎月お薬手帳の持参をお願いし、服用薬の変化による唾液量や歯肉の状態に与える影響をチェックしています。口腔状態の変化の原因を特定し、患者さんに共有することで、指導への納得感は格段に高まります。「ソニッケアー」を提案する際は、替えブラシの選択だけでなく、本体の清掃方法まで具体的にお伝えします。清掃をしないと、替えブラシと本体の接続部に溜まりがちな汚れなどが見落とされやすく、性能低下の原因となるため、本体の清掃管理を含むアフターフォローまでを指導の一環としています。
一方、院内で行うプロフェッショナルケアにおいては、スケーリングに「スケーラー est2 Slim」を使用し、やさしく丁寧なケアを心がけています。スリムなブレードは、引き締まったメインテナンス期の歯肉縁下はもちろんのこと、アプローチが制限される複雑な形態の歯肉縁下にもスムーズに挿入でき、歯石の感触も指先にとても鮮明に伝わってきます。「スケーラー est2 Slim」のハンドルは、回転させやすく滑りにくいなど操作性も高く、手の疲れが抑えられる分、より繊細なアプローチをスピーディーに行うことができます。
患者さんの自立的な口腔ケアを支える「ソニッケアー」と、歯科衛生士の繊細な感覚を引き出す「スケーラー est2 Slim」。この2つのアイテムを効果的に活用することで、炎症のコントロールから長期的な再発予防まで、トータルでサポートすることが可能になると考えています。

■症例解説:症例1

75歳女性。歯肉の腫れと着色が気になり、来院されました。手磨きの際のブラッシング圧が非常に強く、歯肉に炎症が見られたため、過圧防止センサーを備えた「ソニッケアー」と歯面や歯肉への当たりがやさしい「ジェントルプラスブラシ」を提案。患者さんご自身が過圧防止センサーのサインをチェックすることで、適切なブラッシング圧を習得され、その結果、短期間で炎症が消失。気にされていたステインも除去されました。

  • [写真] 初診時X線写真
    症例1-1 初診時X線写真
  • [写真] Systema ハグキプラス P-PRO
    症例1-2 「ソニッケアー」と「Systema ハグキプラス P-PRO」の併用を提案。低研磨・低発泡の歯磨剤を用いることで、歯肉をいたわりつつ、プラークを効率的に除去できる。
  • [写真] オーバーブラッシングが原因で歯肉に炎症が起きていた
    症例1-3 オーバーブラッシングが原因で歯肉に炎症が起きていた。広範囲にステインが付着。その改善には、適切なツール選びと適当なブラッシング圧の習得が不可欠。
  • [写真] 「ジェントルプラスブラシ」を使用した口腔ケアの様子
    症例1-4 「ジェントルプラスブラシ」を使用した口腔ケアの様子。極細の柔らかい毛先が、炎症のある歯肉をいたわりながら、プラークやステインをやさしく除去する。
  • [写真] セルフケア後の下顎前歯部の状態
    症例1-5 セルフケア後の下顎前歯部の状態。適切なブラッシング圧を習得したことで歯肉の炎症が消失し、良好な口腔環境を取り戻した。

■症例解説:症例2

当院に勤務する歯科衛生士(30代女性)の症例です。現在矯正治療中で、ワイヤーとブラケットの隙間に毛先がしっかりと入り込む感覚が心地良いと、「プレミアムオールインワンブラシ」を選択。音波振動による清掃効率の高さと、手磨き以上のスッキリ感を歯科衛生士の視点からも実感しており、デンタルフロス等と併用することで、矯正装置の周囲の口腔管理を継続しています。

  • [写真] 当院の歯科衛生士の矯正治療中の口腔内
    症例2-1 当院の歯科衛生士の矯正治療中の口腔内。矯正装置の周囲は清掃困難な部位が多く、通常のブラッシングではプラークが停滞しやすい。
  • [写真] 「プレミアムオールインワンブラシ」の毛先が、ワイヤーとブラケットの隙間にフィット
    症例2-2 「プレミアムオールインワンブラシ」の毛先が、ワイヤーとブラケットの隙間にフィット。音波振動により、手磨きでは届きにくい歯間部の汚れを捉えて除去する。
  • [写真] 歯列の湾曲部に対しても毛先がしっかりと追従
    症例2-3 歯列の湾曲部に対しても毛先がしっかりと追従。矯正治療中の口腔環境において、磨き残しを低減し、高い清掃効果を発揮している。

■症例解説:症例3

口臭を主訴に来院された30代男性。原因は口呼吸や甘いものの過剰摂取による、粘着性の高いプラークの停滞でした。「プレミアムガムケアブラシ」と「Systema SP-Tジェル」を使ったセルフケアを提案したところ、わずか2~3週間でプラークの質が変化し、除去しやすくなりました。染め出しを用いた可視化により、適切な部位にブラシを沿わせることでプラークやステインが除去できることを体感し、セルフケアへのモチベーションが向上。口臭も改善し、現在は良好な口腔環境を維持しています。

  • [写真] 初診時の状態
    症例3-1 初診時の状態。染め出してみると、歯間部や歯肉との境目に磨き残しが見られる。
  • [写真] 「プレミアムガムケアブラシ」を適切な部位に沿わせる
    症例3-2 「プレミアムガムケアブラシ」を適切な部位に沿わせることで、プラークをしっかり除去できる。視覚的な変化を患者さんにお見せすることによって、セルフケアへの意欲と納得感を高めることができる。

■症例解説:症例4

50代男性。家族からの指摘を機に、中等度歯周病の治療を開始。プロフェッショナルケアには、「スケーラー est2 Slim」を使用。鋭敏な触知能力と高い操作性により、アプローチが困難な深い歯周ポケットにおいても、根面状態を的確に捉えたスケーリングを実践しています。セルフケアには、幅広ヘッドで歯面への接触面積が大きく、歯冠長が長い状態でも磨きやすい「Check-Up歯ブラシ WIDEタイプ」を提案し、良好な経過を維持しています。

  • [写真] 脆弱な組織への刺激を抑えつつ、ポケット深部の歯石を鋭敏に感知し、丁寧に除去していく
    症例4-1 中等度歯周病による歯肉の腫脹に対し、「スケーラー est2 Slim」を選択。脆弱な組織への刺激を抑えつつ、ポケット深部の歯石を鋭敏に感知し、丁寧に除去していく。
  • [写真] メインテナンス移行後の引き締まった歯肉にも「スケーラー est2 Slim」を使用
    症例4-2 メインテナンス移行後の引き締まった歯肉にも「スケーラー est2 Slim」を使用。やさしく丁寧なケアを続けることで、安定した口腔環境を維持できる。

スケーラー est2 Slimを使用した動画はこちらから

目 次

モリタ友の会会員限定記事

他の記事を探す

モリタ友の会

セミナー情報

セミナー検索はこちら

会員登録した方のみ、
限定コンテンツ・サービスが無料で利用可能

  • digitalDO internet ONLINE CATALOG
  • Dental Life Design
  • One To One Club
  • pd style

オンラインカタログでの製品の価格チェックやすべての記事の閲覧、臨床や経営に役立つメールマガジンを受け取ることができます。

商品のモニター参加や、新製品・優良品のご提供、セミナー優待割引のある、もっとお得な有料会員サービスもあります。